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【報告】R4年度・人財活躍プラン発表会1日目~前編~
こんにちは、R4年度宮城県人財活用塾の広報支援隊・さいとう愛です。
「人財王国みやぎ」を創る!というスローガンのもと、R4年6月にスタートした「人財活用塾」。この塾の総仕上げとなった人財活躍プラン発表会が3月13日と16日、二日間に渡って開催されました。
各日発表された内容について、まずは1日目の発表会から、㈱阿部土建、㈱こだま、㈱イエムラの3社についてお伝えします。
㈱阿部土建 :経営者の生き方を示し、社員の心を開いていく
石巻市に本社を置き、河川工事や道路改良工事、区画整理工事といった建設、土木を中心とした幅広い事業を展開している、地域密着の企業です。
「愛される経営者になりたい」
阿部常務の発表の中で強く響いた言葉です。
ご自身の自己紹介から始まった阿部常務の発表は、すべてに人柄がにじみ出ていました。
会社としての活躍プランの発表だけでなく、ご自身の活躍プランを発表されていたことからも、「愛される経営者になりたい」という想いの強さがうかがえます。
社内のモチベーション維持やUPにつながる研修、高校生向けインターンシップ、会社ホームページの整備、地域の子どもたちのためのイベント開催など、多岐にわたって実行されている施策を、今後さらに充実し、組織開発をさらに強化していくと言います。
「仲良くすること」
働きやすい環境を維持して、長く愛される企業であり続けるために、社員みんなが「仲良くあること」をキーワードに、阿部常務の挑戦は続きます。
㈱こだま :社長自らが動き、発信し、つながっていく
1949年創業の㈱こだまは、仙台では知らない人はいないと言っても過言でないくらい有名な、どら焼き屋さんです。発表してくださったのは、代表取締役の児玉康社長。
「地域創生のツールが、どら焼きなんです。」
餅入りどら焼き、オリジナルメッセージを刻印できるどら焼きをはじめとした仙台名物のどら焼きの座がありながらも、社長自らが意欲的に動き、PRし、地元仙台を良くしていこうという熱い想いで行動を続けています。
社内だけでなく社外の人材を積極的に活用し、人とつながり、若い世代を取り込む精力的な活動を続ける児玉社長は、こう言います。
「時間は命。命を大切にして、チャレンジし、成長していく会社でありたい」
その上で将来は、アメーバ経営(自立して行動できるリーダーが複数いて、チームを率いている状態)を目指していくと宣言していました。
児玉社長の発表は他の塾生に多大な刺激を与えていたようで、質問も飛び交いました。
まさに、”社長という最大の資源”の使い方の達人である児玉社長の今後の動きから目が離せません。
㈱イエムラ :成長と創造で、未来へつないでいく人財育成
1994年名取市で創業した㈱イエムラは、創業から一貫してステンレス鋼の加工に特化し、特注加工品の製造を中心とした事業を展開、東北6県及び首都圏の数多くの建築物及び構造物に納品している企業です。発表してくださったのは、代表取締役社長の家村秀也さんです。
制限時間内にきっちり終えた家村社長の発表は、大変分かりやすくまとめられていました。
「社長は、センスメイク業だと思います」
そう語っていた言葉が印象的でした。
仕事は一人では完結しない、だから「任せる」ということが大事だという言葉も響きました。具体的には、職能別で組織を組み立て、一つの仕事を遂行していくために”リレー”していくようにしているそうです。
採用活動については、学校教育支援を通し、様々な学生との交流を通して社長自らが”種まき”を続けており、その種が芽を出すようになってきたと言います。
社員の働くモチベーションや環境向上のために、評価制度や報酬制度をはじめ、ベテランと若手の人材配置がうまく機能し充実した職場環境の整備を積極的に行っている、㈱イエムラ。
社長自らの行動力と、社内だけでなく地域の中でも豊かなコミュニケーションを育む姿が勉強になりました。
次は残り2社の発表についてお届けします。