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2023.03.31

【報告】R4年度・人財活躍プラン発表会2日目~前編~

こんにちは、R4年度宮城県人財活用塾の広報支援隊・さいとう愛です。
「人財王国みやぎ」を創る!というスローガンのもと、R4年6月にスタートした「人財活用塾」。この塾の総仕上げとなった人財活躍プラン発表会が3月13日と16日、二日間に渡って開催されました。
各日発表された内容についてお届けしていますが、2日目の発表会前編では、REZAIN、㈱男山本店についてお伝えします。

REZAIN :自分の価値を商品化。やりたいことはすべて叶える。

発表してくださったのは、REZAIN代表の鈴木若子さんです。
鈴木さんは、2011年にREZAINを創業し、現在お一人で会社を経営されながら売り上げ2,000万を誇っています。
会場全体だけでなく、オンライン上で参加されている方にも伝わる唯一無二の存在、「明るいスーパーウーマン」。ご本人も仰っていましたが、まさにご自身が商品であり何にも変えられない価値なんですね。

「この塾に参加してよかったのは、自分のこと会社のことを言語化できたこと」

鈴木さんは語っていました。自分の沿革から導かれたストーリー、強みを言語化できてことでさらにクリアになった「鈴木若子」という存在は、プロ人財として様々な業種や業界と仕事をし続けている鈴木さんにとって、より強固な「自分」へつながることになったようです。

途中、鈴木さんが中学生向けのキャリア講座でよく話するという話題が展開されました。

他人から奪われない唯一の資源は「知性と経験」であること。
他人からのフィードバックと、自分自身のリフレクション(内省)繰り返すこと。
なりたい自分から人生を逆設計していくこと。

その他にも色々とありますが、中学生の頃にこのような話を聞けるチャンスがある子たちが羨ましくなりました。この話には、会場にいる経営者からも「まさに今の世代にマッチした伝え方で、参考にさせてもらいたい」という感想も出ていました。

自分自身を商品とし自分自身をデザインできる人財で、新しいスタイルの「働く」を作りだしながら、「第2の鈴木わかこ」を創っていくという人財活躍プラン。

オンラインの参加者からは「第二の鈴木わかこを作っていくのは相当難しいのでは?」という質問もありましたが・・・

「私自身も元々ネガティブな考え方だったけれど、意識的に思考の習慣を変えることで、考え方の癖を変えていくことができたんです。だから、大丈夫。考え方や捉え方を変えていくことで、そうなれます!」と力強く返答をする鈴木さん。

パワーと情熱と行動力とポジティブさ。すぐにでもお会いしたい、憧れの女性でした。

㈱男山本店 :誇りをもった働き方を。お酒を通した幸せの交換。

次は、気仙沼にある㈱男山本店の菅原大樹専務取締役の発表です。


蒼天伝」「美禄」「気仙沼男山」の3つが代表銘柄である、創業は大正元年の老舗の酒蔵です。最近の大きなニュースは、昨年、30代前半の女性が杜氏に就任したこと。110年の酒蔵の歴史の中での大転換、日本酒好きで同じ女性としては、ワクワクするトピックスだと感じました。

「お酒は、人を楽しませるための一部のモノで、まさにエンターテインメントなんです」

そう語る菅原専務の想いは、気仙沼そして宮城の希望だと思いました。

社員を増やしていくのは難しい状況と(素晴らしいことだけれど)退職する人がほとんどいない組織ということで、「人を育てていくことの難しさ」が課題だと仰っていました。

お酒を造るということ自体が属人的な作業であるからなのですが、その現場の効率性を上げていくことで解決へとつなげ、さらに「場当たり的な社員教育」ではなく人事考課制度を整備していくことで個人の働き甲斐を創出していくということも宣言されていました。

誇りをもって働ける、少数精鋭の会社づくり

そう宣言する菅原専務の言葉に、会場とオンラインからは共感の声が飛び交いました。

最近では海外アンバサダー制度の運用を開始した㈱男山本店は、地元を大切にしながら、世界を見据えています。
「お酒を通して人を幸せにする」そして「そのお酒をつくる従業員も幸せになる」という循環は、これからの時代の新しい酒蔵のモデルになっていきそうです。

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