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【紹介】経営診断、魅力発掘シートっていったい何?
こんにちは、R4年度宮城県人財活用塾の広報支援隊・さいとう愛です。
今年の桜はいつになくあっという間に終わったような気がしますが、みなさん、満喫されたでしょうか?新年度がはじまって半月、この時期はついつい肩に力が入り、頑張りすぎてしまう方も多いと思います。休息をしっかり取っていきましょう!
さて、人財活用塾では最初のステップとして、参加企業は自社の「魅力発掘シート」を作成します。
今回は、その「魅力発掘シート」について迫っていきたいと思います。
教えてくださったのは、宮城県人財活躍推進ネットワークの事務局を担当している、株式会社プロジェクト地域活性の水田さんです!
通称・ロカベンのゴールが「魅力発掘シート」作成
人財活用塾では、最初に経営診断からはじめていきます。人事課題(採用・定着ともに)を解決するにあたっては、「自分の会社が他社と差別化している強み、魅力」を掘り下げていく必要があります。さらに自社の存在意義を改めて確認することが欠かせません。経営診断を実施する時には、“ローカルベンチマーク(略称:ロカベン)”という経営手法を用います。このロカベンを実施する上でのゴール、アウトプットの成果物として、「魅力発掘シート」を作成します。
※「ロカベン」について、もう少し詳しく解説しましょう!
会社には目に見えない強みが存在します(例えば、人財や技術、サービス、ネットワークなど)。この強みを「知的資産」といい、この知的資産を認識して経営に活かすことを「知的資産経営」と呼んでいます。この知的資産経営を実践するための入口として、経産省や金融庁が推奨しているのが「ロカベン」。ロカベンでは、「財務情報」(6つの指標)と「非財務情報」(4つの視点)を入力していきシートを作っていきます。経営状態や課題について把握するために、使う手法です。
どうやって作成していくの?
人財活用塾ではロカベンを1回2時間×3回で行い、3回目の終了時に魅力発掘シートを完成させます。
プロセスとしてポイントとなるのは「なぜなぜ深堀り」。経営者は専門家から質問をされることで、「なぜ?」をどんどん掘っていき、その理由を見つけていきます。その理由こそが、自社の魅力や強みというわけなんです。
「深堀りが進むにつれて、経営者、後継者の方々の表情が良くなっていくのがわかります。たくさんの“気づき”があるんですね。」
このように水田さんは話します。
自社はお客様からどういうところを評価してもらい喜ばれているのか、それがどう売上につながっているのかを改めて認識する機会になると教えてくれました。
「魅力発掘シート」の正体がわかってきました。次回からは、各社が作成した「魅力発掘シート」を一つひとつ、紹介していきたいと思います。